避妊手術から二日目。さくらも調子を取り戻しつつあり、ホッと一息。
手術前夜から手術当日までの約1日半、生まれて初めて絶食を強いられたさくらは、「生命」を維持すると言う事に真面目に向き合うようになったような・・・。今迄ご飯の準備をしていても、エリカ様も真っ青になるくらい「ごはん?別に・・・」な雰囲気を醸し出していて、間違っても「猫まっしぐら」な状態ではなかったのに、私がロイヤルカナンの袋に手をかける音を聞きつけると、猛ダッシュで私の肩に飛び乗って「ご飯、待ってましたのよ・・・♪ゴーロゴロ♪♪」な行動をとるようになったのです。
そりゃあ そうだ・・・
慎之介が去勢する頃は朝・晩のご飯をきちっとあげた後は何も与えず、しっかりお皿を下げてしまうというパターンだったから、絶食したところでおっとりした慎之介は何も気が付かなかったような感じだったけれど、我が家にやって来たさくらは、慎之介よりずっとお姉さん。お夕飯だけは少し多めに用意しておいて後はさくらにオマカセ、さくらは私達が寝静まってから食べるちょっとした’オヤツ’という楽しみのためにお夕飯を少しだけ取っておく器用な事をしていたから、まさか「ご飯のお皿自体がない!」なんてゆゆしき事態が起こるとは思っていなかったみたいで、何がなんだか、状況がのみこめなかったようなんです。
手術自体は慎之介の方が楽だったはずなのに、術後の様子は慎之介の方がマイってしまっていて体力を回復させるためにひたすら眠る・・・だったのに、お腹を三針も縫ったというさくらは、麻酔の影響で目がショボショボしているのに遊びたがったり、キャットタワーからケージに飛び乗ったり、男の子と女の子の差?それとも個体差??なんだか分からないけれど、同じロシアンブルーでも、その性格の違い、行動の違いに驚きの連続であったりします。
日曜日に術後経過を診て頂き、順調であれば18日に抜糸の予定。
(担当の先生にも「さくらちゃん、我慢強くて、とってもいい子でしたよ・・・」と言われて、
私も鼻高々!ロシアンブルーは飼い主に忠実すぎて、獣医の先生も手を焼く事が多いらしく、思わず身構えてしまう猫種なんだそうです。でも、我が家の慎之介もさくらもとっても穏やかで、引っかいたり、シャーと人に威嚇したりすることなんて皆無なので、そういう話を聞くとビックリしちゃうんですけれどね・・・)
どうやらお腹の美しいホワホワな毛も剃られているらしいのですが、傷口を舐めないようにお洋服を着させられているため、私自身、確認できない状態でいます。
で、さくらちゃん・・・
術後はいつにも増して甘えん坊になり、手術前から寝る時は私の首元に頭をうずめて寝ていたのですが、その力が半端なく強くなり、思いっきり自分の顔を私の首に押し当てるので、鼻息でくすぐったいわ、首を寝違えてしまうわで、ちょっと辛かったりします。(夫に話したら、何、それ、自慢??と言われちゃいました。 笑)